雰囲気に流されない転職活動をしよう!

転職フェアは、さまざまな企業が一つの会場に集まって開催されるイベントです。1日で自分が興味を持っているジャンルの複数の企業から話を聞くことができるため、求職中の人に人気があります。転職フェアは、企業側からすると会社に興味を持ってくれる人に対し企業説明をし、応募を検討してもらう場になっていますが、人手不足の企業からすると、職を探している人を直接スカウトできるチャンスにもなっています。したがって、急いで転職先を決めたい場合は、人事担当からスカウトされると雰囲気に流されてしまい、失敗をしてしまう人もいるようです。

中でも、失敗談として多いのが、その場で入社の返事をして内定を取ることが出来たと喜ぶあまり、他の会社の話を聞かずに終わってしまうパターンです。人事担当者は会社の人事に関する業務がメインなので、現場の実情を把握していないことがあります。そのため、実際に働いてみると、聞いていた話と違うというようなこともしばしばあるようで、転職しても仕事が長く続かないという人もいます。

このような事態を避けるためには、転職フェアに参加する場合、その場で入社の返事をしてしまうのではなく、一旦返事を保留して、その会社がどんな事業を行っていて、雇用条件はどうなっているのかや、口コミなどの情報を集めたうえで判断することをおすすめします。また、返事を保留した際に何度も確認の連絡を企業側が入れてくるようであれば、その企業は人手不足である可能性が高いでしょう。ですから、このような企業は極力避けて転職活動をするほうが良いかもしれません。